今日は府内某所で、世界初(おそらく)の戦術的ピリオダイゼーションを導入して蹴鞠体験をしてきました。
日本でもバズワードとなりつつある「戦術的ピリオダイゼーション」、いまいち明確な定義がない中で、単語だけが一人歩きしている感も否めないですが(笑)、昨年末にスペインフットサル界のレジェンドの講演を拝聴する機会があり、「日本ではリフティングやコーンを使用した八の字ドリブル、ひいてはタッチラインギリギリまで距離を取った対面パスなど、ゲームでほとんど再現されないことに何故こうも時間を割くのか?」と疑問を投げ掛けて下さり、そこから色々と考えるようになりました。
前回の蹴鞠体験で「鞠を連続29回つけたぜ(キリッ)」的なドヤ顔をしましたが、そもそも8人で円になって、自分の所に来た鞠をスリータッチでチームメイトに返すのが基本的な所作なのに、連続で4回以上、鞠を蹴ることに意味はあるのでしょうか。
本番で起こることのみをトレーニングするという意味では、茶道は良く出来ていて、御茶事を念頭に置くと、ほぼほぼ全てのお稽古が上手くピリオダイズされています。
まだまだ蹴鞠は、始めたばかりなので全容が掴めていないですが、例えば、ウォームアップでやる足の運びの確認など、本番では起こり得ない(ように、初心者として思えてしまう)所作をどうしてピリオダイズするのか興味がつきません…。
お稽古終わりには、キャプテンの方から渡辺融先生の「蹴鞠の研究-公家鞠の成立-」を基本書として読み込んでみては、とのアドバイスを頂戴しました。
茶道では、去年までプレーすることのみに重きを置いてしまっていて、これまた貴重なご縁を頂戴したのがきっかけで、知識面の充実に努めているのですが、蹴鞠では、逆に知識面から充実させていくアプローチを取り、自分がどう成長していくのか実験してみようと思ってます。