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世界初(?)のICT茶会を開催!

世界初(?)のICT茶会を開催!

先日、富士通研究所にあるお茶室『富研庵』にて、一般社団法人日本伝統文化協会会長の竹村文禅氏をお正客様としてお招きし、おそらく世界初(?)のICT茶会を開催させて頂きました。
https://m.facebook.com/profile.php?id=100001987441650

持ち合わせていないお道具はお仲間に貸して頂き、それでも揃わなかったお軸と円窓はICTの力を駆使して映し出し(笑)、さらには、半東とお水屋は大先輩につとめて頂き心温まるフォローを頂戴しながらの、あっという間の時間となりました。

お軸は「和敬清寂」をプロジェクターで。

プロジェクターによる和敬清寂

円窓は雪景色です。これもプロジェクターで。

プロジェクターによる円窓の雪景色

すると、無機質な空間が一気にお茶室に!

まずは、亭主とお客様とのやり取り。お互いの感謝の言葉から始まります。
点心はなだ万のお弁当。お料理を作れないというスキル不足はこんな工夫でカバー。
用意出来なかった燗鍋は、お客様から逆に徳利をお借り致しました。

主菓子は虎屋製の「一花椿」です。
お濃茶は祝の白(柳桜園詰)です。
お干菓子は老松製の夏柑子と白製の真朱です。

祖父から譲り受けたお茶碗で箱書き不明なものをお客様達と「あーだ、こーだ」と推測するのも楽しい時間です。ちなみに、お客様に披露差し上げた志野茶碗は世界初のVR茶碗のモデルになったものです。
https://www.google.com/amp/s/jcbase.net/column-20190122/amp/

茶室での問答

やはり、自分で主体的に動いてみることで、初めて分かる至らなさがたくさんあり、とにかくやってみることで得られる学びの価値をひしひしと感じております。この学びを日々のお稽古に落とし込んで、引き続き精進していこうと思います。

書いた人

シロー
冬木喜平次を超絶リスペクトする流離のUrasenker。
zSpaceを活用した大名物級お茶碗のVR展示を国内外の有名美術館に浸透させるべく活動中。
趣味は蹴球で、ポジションはDFならどこでも対応可能なユーティリティー性も持つ。
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