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特別展「きもの KIMONO」東京国立博物館

特別展「きもの KIMONO」東京国立博物館

2020年6月30日~8月23日に上野の東京国立博物館で開催される「きもの KIMONO」特別展は『絵画』を見に行くという感覚!展示してある着物の詩集や文様も素晴らしいのですが、アート作品として見ても見ごたえがあります。繊細な部分だけでなく大胆な構図も見どころの一つです。

江戸っ子の「いき」

着物展だから女性がターゲットでしょ、と思った方!今回は第 3 章:男の美学では戦国武将の衣装や火消の半纏があり、この図柄がまた楽しいのです。以下の「火消半纏 船弁慶図」はほんの一部です。実はこれは裏地!火消が無事終わると、この裏を表に返して自慢げに帰還したそうです。江戸っ子の「いき」が感じられてワクワクします。

江戸モード

華やかな女性向けの着物も多数あります。天璋院篤姫が所用した着物や調度品などが飾られた一角もあり、厄をついばみ縁起物とされる「雀」がモチーフとなっているものが集められています。繊細なところはぜひ実物を確認してみてください。

意匠と技法

この「小袖 黒綸子地波鴛鴦」はイヤフォンガイドもあるためぜひ活用していただきたい。それぞれのモチーフの意匠も楽しく、染めや刺繍も様々な技法が使用されています。魚を捕る網なのか筍なのかいろいろ想像させる文様ですが、この生地の文様は絞り染ではなく「摺疋田(すりびった)」という文様を摺り込んだ技法だそうです。一見しても素人にはよくわかりませんが、手間のかかる絞り染めに代わって生まれた技法がいつの時代も進化していっている様子が伺え大変興味深いです。

「摺疋田(すりびった)」
江戸時代の小袖によく見られる染色法の一つで、絞り染の疋田の形を型紙に彫り、これを布地にあて、染料をつけた刷毛で摺り込みながら模様を表す技法のことです。きもの全体ではなく、模様の空間を埋める場合など、部分的に用いられることが多いです。現代でも絞りとは異なった、軽快な感じが好まれています。

きもの館 創美苑 http://www.so-bien.com/kimono/gizyutu/suribitta.html

それはニッポンの花道(ランウェイ)

まだまだ、ご紹介しきれない魅力がありますが、ご興味のある方はお出かけしてみてはいかがでしょうか?
東京国立博物館 
特別展「きもの KIMONO」
前期展示 6月30日(火)~7月26日(日)
後期展示 7月28日(火)~8月23日(日)
※事前予約制(日時指定券)となっております。詳細は以下をご確認ください。
https://www.e-tix.jp/kimonoten2020_datetime/

※内覧会に参加したため特別に撮影させていただきましたが、通常は撮影できませんのでご注意ください。

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