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日本舞踊で踊らないと?!

富士通の「日本文化を愛する会」さんで、日本舞踊のプチ勉強会が開催されるというので、汐留シティセンターに足を運んできました。

坂東流 坂東沙羅先生による講義

講師は、日本舞踊坂東流師範の坂東沙羅先生です。師範ということで、貫禄ある先生!というイメージでいらした方も多かったと思いますが、実際の坂東沙羅先生はこの秋に大学卒業を控えられている、若くて可憐な学生さんです。

もちろん師範というだけあって、立ち居振る舞いや所作の一つ一つに、長年稽古を積み重ねられてきたからこその美しさを感じました。

講義では、日本舞踊の歴史や代表的な流派、踊りの種類などを、実際の写真や映像も交えながらご紹介いただきました。

一口に日本舞踊と言っても、流派によって違いがあることや、歌舞伎との関係が深いことなど、はじめに大きな視点の内容を教えてくださいました。さらに、実際の稽古では「見取り稽古」といって師匠の動きを見て覚えなければならないこと、今でもカセットテープを使っての稽古が主流であることなど、身近でイメージしやすい日常の稽古の内容を織り交ぜての講義で、様々な切り口から日本舞踊というものを学ぶことができました。

首すら動かせない!衝撃の日本舞踊初体験!

講義の後は、いよいよ本物の扇子を使っての日本舞踊のプチ体験です。まずは基本の動作ということで余裕かなと思っていたのですが・・・

扇子の開き方から四苦八苦する参加者の皆さん。ようやく扇子が開けた後も決めポーズがこれまた難しい!

坂東沙羅先生のお手本の動きはとてもシンプルに見えるのに、いざ同じようにやってみようとすると、なかなか体がなめらかに動きません。まさか、首を傾ける仕草さえまともにできないとは思いませんでした。

当たり前のことですが、芸事というのは一朝一夕で身につくものではなく、日々の積み重ねが大事なのだと身をもって実感することができました。

実際に日本舞踊の公演を観覧

今回の講師である坂東沙羅先生が出演される「坂東流創立95周年 記念舞踊会」を観に、9月の国立劇場大劇場に足を運びました。

「鞍馬獅子」などに出演された坂東沙羅先生を応援しつつ、ご存知坂東流家元の坂東巳之助さんの華麗な舞も堪能してきました。日本舞踊に興味があれば、これを機に鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

書いた人

Yuさん
数学の苦手な理系。
普通の人目線で、日本文化の奥深さやエッセンスを伝える。
Omotesenker、着物で銀ぶら、観る将。

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