第一回「JCbase Community」~懐紙を語る会~に参加してきました
懐紙を語る!? そんなに語る事ってあるの?と思いつつ…。コレ意外や意外!調べることが多くてビックリ。
歴史をたどると…
平安貴族の慣習からだそう。今から約800年前ってことですか! 茶道より歴史ありますよ、コレ! と早くも大興奮。懐紙が使われ始めたのは平安時代。貴族が懐に紙を畳んでいれて持ち歩いていた必需品だったようです。
一般に普及したのは江戸時代といわれています。江戸時代中期に和紙の生産技術が発展したことにより、一般庶民の間にも和紙が手に入りやすくなったそうです。300年ちょっとで懐紙が特別な場合を除いて使われなくなってきた現代を思うとなんとなく諸行無常ですね。
種類をみていきましょう!
一般的に懐紙と呼ばれる「利休懐紙」は30帖(枚)ワンセットが基本。まずは一般的に男性と女性で大きさが違います。男性サイズは主に17.5×20.6センチ(左中)で白色が主流。女性サイズは14.5×17.5センチ(左上)で、多種多様な柄があり楽しめます。例えば唐長さんの影牡丹(中)、辻徳さんの漉入(右)は心が華やぎますね、洗練されてますね、きれいですね、などと女性はテンションが上がる様です。また上田宗箇流では半紙を四つ折りにして使うそう(左下)。
使い方
お茶席では主にお菓子をのせて使用します。表千家、武者小路千家、藪内流あたりは半分に折って裏返します。裏千家はそのまま使うようです。茶道の流派でも違いがあるんですネ。奥が深い~。それ以外にも「懐紙で包む、まごころを贈る」(長田なお 著)をご覧くださいませ。実に多様な使い方がでていますのでチェケラッチョ。
それ以外でも様々なものを拭う、などちょっとしたことにティッシュではなくて懐紙がでてきたらスマートですよね。職場でお菓子を取り分ける時に使うと、おっ、こいつやるな、って思われたら勝ち!
どこで買えるの?
懐紙ってどこにあるんでしょう。実は百均ショップのダイソーでも買えるんです! そのほかにもオンラインで自分の好きなモノをチョイスすると楽しいですよね。ぜひ皆さんも懐紙を身近において、ちょっと違う日常を過ごしませんか!